極並は、顔の見えない人物像を軸として、はっきりとした輪郭線にフラットな彩色の作品から、物語性を感じさせるペインタリーな背景の作品まで描いてきました。一見、幅のある画風にも見えますが、一貫して、｢絵画における平面性｣というものを追い求め続けています。極並は、（線）（色面）、それらがもつフラットな要素がなにより重要であるといい、絵画の性質を深く考察する中で、現在の表現にたどり着きました。

本作品HONEY シリーズでは、POP でキャッチーな女性像にフォーカスしたアイコニックな作品が描かれます。スナップショットのような軽やかな世界観を、絵画を通して感じていただけたら幸いです。